心に問いかける英語のスピーチ:「少なくとも、これくらいなら出来る」ってことが、大きな違いをもたらすことも


英語が使えるようになりたいとずっと思っているのに、何も出来てないと思っているそこのあなたっ!

英語の動画を一つ見たくらいじゃ何も変わらないと思わずに、この8分間の英語の動画(ハーバード大学の卒業生のスピーチ)を見てみませんか?


Graduate English address by Lucila Takjerad | Harvard Commencement 2019
By Harvard University
Published on 30 May 2019

このスピーチを聞いた後、

"At least I can share this video with as many people as I can..."
(少なくとも、この動画を出来るだけたくさんの人に紹介することは出来る…)

と思った英子です。

※耳で聞き取るのが苦手な方は、「字幕 - 英語(自動生成)」をオンにして下さい。(英語版YouTubeの場合は、Subtitles/CC - English(auto-generated)をOnに。)
※動画再生に慣れていない方、「どんな外国語でもたった6カ月間で学べる方法とは?」の記事内で、字幕設定について解説してます。又は、字幕設定の管理 [YouTube ヘルプ]をご参照下さいませ。


スピーチの出だしで、

"as Harvard graduates, you will be asked to go into the world and do the most you can do"

に続いて、

"I am here to ask you to do the least"

と聞いた時には、ちょっと驚きました。


ハーバード大学の卒業生として世界に飛び出したら、出来るだけのことをするように、、、というのが当然で、

少なくともというか、最低限のことをするように、、、という言葉が、意外だったからです。

ハーバード大学のような優れた大学で高い知識を身に着けた卒業生たちに、卒業生代表の一人が贈る言葉として、不思議な感じがしたからです。



でも、最後まで話を聞くと、納得できます。


アルジェリアの小さなビレッジで育ったという話し手のLucila Hanane Takjeradさん。

水道の無い家で、週に一度、公衆のお風呂でのシャワーだけだった子供の頃。

ご両親に心配を掛けないように、空腹を我慢していたこと。

7歳の時に、内戦が勃発して、明日も家族全員が無事に夕食の席についていますようにと神様に祈っていたこと。


そんな中、1994年の夏に起きた運命的な出来事。

フランス政府がアルジェリアからの難民を受け入れてくれることになって、希望者はリストに名前を書く必要があったけれど、文字が書けなかったお母さんは、そのリストに名前を書けなかった時。。。

難民としての受け入れ希望者は、名前を書くだけでいいと、手続きをする側は思っていたんだと思いますが、、、その名前を書くだけが、出来なかった人が、いったいどのくらいいたんでしょう。。。


文字が書けなかったお母さんの代わりに、名前を書いてくれたという通りすがりの人。。。

文字が書ける人にとって、代わりに名前を書いてあげることなんて、ほんの些細なことだったと思います。

その「名前を書く」ということが、話し手のLucilaさんと彼女のご家族のその後の運命を、良い方向に大きく変えたことを、その通りすがりの人は、全く知らないかも。

ちゃんとお礼を伝えることも出来ていないという、その名前を書いてくれた通りすがりの人。

この動画を、世界のどこかで目にされている可能性はあるのかなぁ。


ほんのちょっとしたことが、誰かの大きな助けになったり、人の運命を良い方向へと変えたりすることって、気づいていないだけで、人生には、たくさんあるのかも。

英子がこの動画を紹介することが、今この文章を読んでいるあなたの助けになったり、良い方向へと進んでいく為に役立ったりするかも、と考えると、ワクワクします。


2002年に「下手な英語もこうすりゃ使える」を始めた頃には、何かもの凄いことをしようとかっていう想いや野望は全くなくて、「英語が使いこなせるようになりたい!」と思っている人の少しでも役に立つことが出来たらいいなぁっていうか、たった一人でも、「下手英の情報が役に立ちました!」って言って下さる方がいればいいなぁと思っていたような。。。

いつの間にか、「おぉ~、これは凄いっ!」という英語上達のミラクル情報を見つけて来なきゃとか、もっともっとたくさんの人に役立つ内容にしなきゃとか、知らない内に、気負いが生まれていたかも。


今までの人生のほぼ半分の期間、英語圏で仕事をして、就職&転職を繰り返して、いくつかの資格も取得して、英語が上達すればするほど、言葉以外の壁に気づいたり、英語が分かることで見えてくる問題に直面したり。。。

いろんなことを、大きく考え過ぎるようになってしまっていたかも。


この動画を見て、「ほんのちょっとしたことでも、大きな意味を持つことはあるんだ」と、何だか、昔の気分に戻ることが出来ました。


100人に1人、いや、1000人に1人の読者の人にだけ役立つ情報かも知れないってことでも、英語に関する情報を、どんどんアップしようっと。

「英語が使えるようになりたいとずっと思っているあなた」の為に、

少なくとも、それくらいは、英子にも出来ることだから。

テーマ:英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育

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下手名英子(へたなえいこ)

筆者:下手名英子(へたなえいこ)
メールマガジンを始めた時に書いた英語とのお付き合い歴はこちら
写真は、二十数年前、語学学校の卒業式でスピーチ中の英子。

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