心に問いかける英語のスピーチ:「少なくとも、これくらいなら出来る」ってことが、大きな違いをもたらすことも

英語が使えるようになりたいとずっと思っているのに、何も出来てないと思っているそこのあなたっ!

英語の動画を一つ見たくらいじゃ何も変わらないと思わずに、この8分間の英語の動画(ハーバード大学の卒業生のスピーチ)を見てみませんか?


Graduate English address by Lucila Takjerad | Harvard Commencement 2019
By Harvard University
Published on 30 May 2019

このスピーチを聞いた後、

"At least I can share this video with as many people as I can..."
(少なくとも、この動画を出来るだけたくさんの人に紹介することは出来る…)

と思った英子です。

※耳で聞き取るのが苦手な方は、「字幕 - 英語(自動生成)」をオンにして下さい。(英語版YouTubeの場合は、Subtitles/CC - English(auto-generated)をOnに。)
※動画再生に慣れていない方、「どんな外国語でもたった6カ月間で学べる方法とは?」の記事内で、字幕設定について解説してます。又は、字幕設定の管理 [YouTube ヘルプ]をご参照下さいませ。


スピーチの出だしで、

"as Harvard graduates, you will be asked to go into the world and do the most you can do"

に続いて、

"I am here to ask you to do the least"

と聞いた時には、ちょっと驚きました。


ハーバード大学の卒業生として世界に飛び出したら、出来るだけのことをするように、、、というのが当然で、

少なくともというか、最低限のことをするように、、、という言葉が、意外だったからです。

ハーバード大学のような優れた大学で高い知識を身に着けた卒業生たちに、卒業生代表の一人が贈る言葉として、不思議な感じがしたからです。



でも、最後まで話を聞くと、納得できます。


アルジェリアの小さなビレッジで育ったという話し手のLucila Hanane Takjeradさん。

水道の無い家で、週に一度、公衆のお風呂でのシャワーだけだった子供の頃。

ご両親に心配を掛けないように、空腹を我慢していたこと。

7歳の時に、内戦が勃発して、明日も家族全員が無事に夕食の席についていますようにと神様に祈っていたこと。


そんな中、1994年の夏に起きた運命的な出来事。

フランス政府がアルジェリアからの難民を受け入れてくれることになって、希望者はリストに名前を書く必要があったけれど、文字が書けなかったお母さんは、そのリストに名前を書けなかった時。。。

難民としての受け入れ希望者は、名前を書くだけでいいと、手続きをする側は思っていたんだと思いますが、、、その名前を書くだけが、出来なかった人が、いったいどのくらいいたんでしょう。。。


文字が書けなかったお母さんの代わりに、名前を書いてくれたという通りすがりの人。。。

文字が書ける人にとって、代わりに名前を書いてあげることなんて、ほんの些細なことだったと思います。

その「名前を書く」ということが、話し手のLucilaさんと彼女のご家族のその後の運命を、良い方向に大きく変えたことを、その通りすがりの人は、全く知らないかも。

ちゃんとお礼を伝えることも出来ていないという、その名前を書いてくれた通りすがりの人。

この動画を、世界のどこかで目にされている可能性はあるのかなぁ。


ほんのちょっとしたことが、誰かの大きな助けになったり、人の運命を良い方向へと変えたりすることって、気づいていないだけで、人生には、たくさんあるのかも。

英子がこの動画を紹介することが、今この文章を読んでいるあなたの助けになったり、良い方向へと進んでいく為に役立ったりするかも、と考えると、ワクワクします。


2002年に「下手な英語もこうすりゃ使える」を始めた頃には、何かもの凄いことをしようとかっていう想いや野望は全くなくて、「英語が使いこなせるようになりたい!」と思っている人の少しでも役に立つことが出来たらいいなぁっていうか、たった一人でも、「下手英の情報が役に立ちました!」って言って下さる方がいればいいなぁと思っていたような。。。

いつの間にか、「おぉ~、これは凄いっ!」という英語上達のミラクル情報を見つけて来なきゃとか、もっともっとたくさんの人に役立つ内容にしなきゃとか、知らない内に、気負いが生まれていたかも。


今までの人生のほぼ半分の期間、英語圏で仕事をして、就職&転職を繰り返して、いくつかの資格も取得して、英語が上達すればするほど、言葉以外の壁に気づいたり、英語が分かることで見えてくる問題に直面したり。。。

いろんなことを、大きく考え過ぎるようになってしまっていたかも。


この動画を見て、「ほんのちょっとしたことでも、大きな意味を持つことはあるんだ」と、何だか、昔の気分に戻ることが出来ました。


100人に1人、いや、1000人に1人の読者の人にだけ役立つ情報かも知れないってことでも、英語に関する情報を、どんどんアップしようっと。

「英語が使えるようになりたいとずっと思っているあなた」の為に、

少なくとも、それくらいは、英子にも出来ることだから。

テーマ:英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育

LaurelとYannyのどっちに聞こえる?の解説の中に、日本人には聞き取れない英単語がある秘密が

インターネットで拡散されて、世界中で話題になったLaurelとYannyのどっちに聞こえるか問題。

英子が暮らすニュージーランドのワイドショー等でも取り上げられていました。
アメリカのトークショー等でも、話題になったみたいですね。

今回は、その原因について解説しているアメリカのトーク番組等のビデオをいくつかご紹介しつつ、人によって同じ音(単語)が違って聞こえてしまうことがハッキリした事によって、英語圏の人たちに説明し易くなった、日本人には聞き取れない英単語がある理由についてご紹介したいと思います。



ちなみに、英子はYanny派です。
何度か、Laurelに聞こえたことがありましたが、、、その後、全く同じトーク番組のビデオなのに、Yannyにしか聞こえなくなったケースもありました。
でも、9割以上は、Yannyに聞こえるので、英子はYanny派で間違いないと思います。


音源は同じなのに、聞く人によって、LaurelとYannyと、全く違う単語に聞こえるって、実は、日本人には聞き取れない英語の音があるのと、理由が共通しているんですよね。

特別企画:LとRの発音徹底攻略~ 90分集中特訓で完全マスター♪」の記事でご紹介しましたが、

多くの日本人にとって、音の違いを聞き取ることが難しい「L」と「R」の問題も、これでちゃんと説明出来そうです。


今まで、

RightLightが同じに聞こえるのよ~~~」

と言っても、信じてくれなかったニュージーランド人の友人知人に、ようやく納得してもらえます!



ではでは、早速、YouTubeで見つけた解説ビデオをどど~んとご紹介しま~す。

※ビデオを再生している途中で、ビデオ上に広告が表示される場合があります。(広告を表示することで、無料でビデオを提供して下さっている為。) 動画広告の中には、数秒後にスキップできる広告があります。また、バナー表示される広告は、バナー広告内の右上にある「x」をクリック(タップ)すると、閉じることが出来ます。

Do You Hear "Yanny" or "Laurel"? (SOLVED with SCIENCE) (02:58)

AsapSCIENCE Published on 16 May 2018 

英子には、Yannyにしか聞こえない~~~。(笑)

科学的にLaurelとYannyの謎を解明してくれようとしています。

今回の騒動で集めたデータでは、
 Yannyに聞こえる人は47%。
 Laurelに聞こえる人は53%。
だそうです。

この二つのグループ(音)に、こんなにはっきりと分かれてしまった理由として考えられることが、いくつか説明してあります。

まず、人というのは、二つのオプションを与えられると、どちらかに聞こうとしてしまうものだそうです。(その中間や、そのどちらとも違う音には聞こえなくなってしまう。)
「LaurelとYannyのどちらに聞こえるか?」としてソーシャルメディアで話題になってしまったので、こんなにはっきりと二つに分かれたんですね。


そして、オリジナルの音声波形と、LaurelとYannyの音声波形を比べてみると、二つの単語は、全く違う発音の単語なのに、実は、波形が似ていることが分かります。

(※ちなみに、ソーシャルメディアで話題になったオリジナル音源は、アリゾナ大学のSpeech, Language, and Hearing SciencesのBrad Story教授によるものだそうです。)


また、この音源を、コンピューターやタブレット、スマホ等、どんな端末で聞いているかっていう「端末」の違いや、聞く人の年齢の違いも、聞こえ方に影響するのだそうです。

Yannyに聞こえる人は、Laurelに聞こえる人に比べて、高音周波の部分が強調されて聞こえているのだそうです。これは、若い人の耳ってことなのだとか。(←人は、年を取ると、高音周波が聞こえ難くなる為。英子は、Yanny派です!)


高音周波と低音周波の、どちらの周波が強調されるかによって、聞こえ方が違うということを証明している例として、Twitterで周波の領域を変えた音を比較していたつぶやきが紹介されています。

確かに、
30%周波を下げて高音周波を強調したものだと、Yannyに聞こえ、
30%周波を上げて低音周波を強調したものだと、Lauralに聞こえます!


最後に、答えは「Laural」で締めくくられていますが、これは、今回話題になったオリジナルの音源はLauralと発音されたものだったのですが、そのことには触れないまま、「LaurelとYannyのどちらが正しい?」という疑問形で、ソーシャルメディア上で話題になったからです。
が、全体の47%の人にはYannyに聞こえたことからも、上記解説からも分かるように、Yannyに聞こえたからといって、耳がおかしいわけじゃありません。(←英子は、Yanny派。)




"Laurel" or "yanny"? Expert sets the record straight (03:09)

CBS This Morning Published on 17 May 2018

このビデオでも、英子にはYannyに聞こえます!

アメリカのCBSの「CBS This Morning」という朝の情報番組でも話題になりました。

あちらこちらで話題になっていることも、ダイジェストで紹介してくれています。
2015年に、ゴールドに見えるか、ブルーに見えるかで話題になったドレスの写真と同じくらい物議を醸してるって。(このビデオの中に出て来たドレスの写真は、英子にはブルーにしか見えない~。)

全体で約3分と短いビデオなのに、今回の騒動がどこから始まったのかも、しっかり解説。
高校生1年生がLauralという単語を調べていた時に、ネット上(Vocabulary.com)で綴りと音をチェックしたら、Yannyに聞こえたので、びっくりしてインスタグラムでシェア。そうしたら、思いっきり拡散してしまったのだとか。

専門家の説明では、聴力を高周波の音に集中させた場合は、Yannyに聞こえるとのこと。また、高周波の音をしっかりと拾っていない場合は、Laurelとのこと。

今回の騒動の原点とも言えるVocabulary.comには、Yannyという単語の解説も加えられたそうです。

スタジオでは、最後に、音楽の好みも、この高周波にフォーカスする耳を持つ人と、低周波にフォーカスする耳を持つ人で、違ってくるのかもって話題になってますが、、、
今回のLaurelとYanny騒動ではっきりと証明された様に、人それぞれによって、音は違って聞こえているんですね。
同じ言語を話している人でも、全く違う単語に聞こえる音があるってことは、英語のネイティブスピーカーとそうじゃない人が英語で会話をしたら、通じない単語があっても、不思議じゃないですよね。




Laurel vs. Yanny (02:28)

Jimmy Kimmel Live on 16 May 2018

絶対、Yannyだ~。(ただ、スタジオのお客さんの中では、Yannyは少数派の模様。。。)

このビデオは、アメリカのABCの「Jimmy Kimmel Live」というトーク番組から。

司会のJimmyは、前の晩に自分のスマホで聞いた時にはYannyだったけど、スタジオで聞いたら、Laurelにしか聞こえないって言ってますね。

どうしてこんなくだらないことが大騒ぎになってるのか、そして、過去のブルードレス、ゴールドドレス問題も含めて、人によって違って聞こえたり見えたりすることを前振りにしながら、、、
トランプ大統領が就任式に集まった群衆が過去最大だったと嘘をついたって話題になった時のことを取り上げて、ジョークにしてます。(さすが、皮肉った笑いに結び付けるのが上手!座布団一枚!←笑点世代じゃない人、分からなかったらゴメンナサイっ。)

それから、二つのオプションを与えられると、どちらかに聞こうとしてしまうっていうのを、Guillermoに単語を言ってもらって、テストしてくれてます。(答えを聞いた時、思わず笑っちゃいました。座布団十枚!←再度、笑点世代じゃない人、分からなかったらゴメンナサイっ。)
どちらにも聞こえる音を言われて、二つのオプションを与えられると、どっちかだって思っちゃいますよね。

※「Jimmy Kimmel Live」のビデオは、姉妹サイトの「ビデオで英語感」でもご紹介しています。




Laurel vs. yanny viral debate is over (03:14)

ABC News on 17 May 2018

Yannyにしか聞こえません。(スタジオ見学に来ていた高校生には、Yanny派が多い!)

アメリカのABCの「ABC News」というニュース番組から。

音源の出どころであるWebサイト(Vocabulary.com)からの直接の音を紹介してくれていますが、これは、英子にもLaurelにしか聞こえません。

(解説を始める時に、まるで推理番組の種明かしみたいに、「私が説明しましょ~」って、"Let me explain"と言っていますが、これ、ちょっと自慢気に言っているこういう場面以外でも、普通に、何かの説明を始める時にもよく使うフレーズです。)

Speech science(音声科学)とBrain science(脳科学)に関係してくる、、、と、科学的解明が期待出来そうな解説が始まってます。。。

上記で紹介したCBS This Morningでは、高校生の女の子が単語を調べていた時に音が違って聞こえたことからっていうストーリーが紹介されていましたが、ここでは、高校生の男の子がスクールプロジェクトをしている時に、、、となっています。(どっちが本当なんだろう。。。)

その男の子が、Webサイトで見つけた音源を録音した際に、バックグラウンドの音などが混じって録音されてしまい、Webサイトにあったオリジナルの音源とは、スペクトログラム(音声波形)が似てはいるものの違う音になってしまったということなのだそうです。

この録音された音の音声波形が、音源であるLaurelだけじゃなくて、Yannyの音声波形にも似ていたことから、今回の騒動になってしまったのだとか。
人は、音を聞くと、その音に意味を持たせる(意味のある音かどうか判断する)為に、自分の知っている音(音声波形)に聞こうとしてしまうんですね。

イギリスのウィンザーから登場のマイケルは、昨日はYannyにもLauralにも聞こえ、今日は、Yannyに聞こえたって言ってるし、
スタジオのジョージの娘さんも、両方聞こえるって言ってたとか。

スタジオ見学に来ていた高校生に再度聞いてみると、Lauralに聞こえるっていう子も含まれていたことから、若い耳は必ずYannyに聞こえるって訳でもないみたいですね。

ということで、音を聞いた時に、脳がその音の周波をどう解釈するかによって、聞こえ方は変わって来るってことなんですね。




Laurel or Yanny? (04:35)

TheEllenShow on 17 May 2018

お次は、エレン・デジェネレスによる「The Ellen DeGeneres Show」というトーク番組から。


最初にちらっと出てくる、過去に話題になったゴールド又はブルードレス問題。このビデオでは、英子には、ゴールドにしか見えません。。。

問題のLaurel or Yannyですが、、、。
最初にビデオをチェックした時には、Yannyだったのに、この記事を書く時に再チェックしたら、Laurelに聞こえました。。。
で、最後までビデオを見た後に、もう一回初めから聞いたら、、、こんどはYannyだった。。。(謎)


途中の、ゴミを捨てて、お皿を片付けて、、、が、ビール飲んで昼寝して、、、に聞こえるっていうジョークは、分かりましたか?

その後、音が違って聞こえてしまう理由の一つとして、エレンは、周波数ではなくて、人間の脳は、聞き慣れた音や、自分にとって意味のある音、自分が期待している音に、聞こうとしてしまう、聞こえてしまうことを、簡単な実験で証明してくれています。

最初に聞いた時には雑音だった音が、意味のあるフレーズを聞いた後にもう一度聞くと、雑音の一部が意味を持つ単語に聞こえてしまう。。。(英子にもジュースってハッキリ聞こえました~。)

脳は、何を聞き取るべきかを知っていると、その音を聞き取ろうとするのだそうです。
奥が深いっていうか、不思議ですね。


全く同じ出来事も、人によって全く違った印象を持ったりすることってありますよね。
異なる意見を持つ二つのグループが出来てしまった時には、自分たちの主張を押し通そうとして、ただただ対立してしまいがちですが、自分たちとは違う意見を持つ人もいるって、違いを理解することも大切かも知れないですね。

※「The Ellen DeGeneres Show」のビデオは、姉妹サイトの「ビデオで英語感」でもご紹介しています。




Yanny Or Laurel? (SCIENCE EXPLAINS) (05:13)

The Young Turks on 17 May 2018

このビデオでは、Chloe Feldman(女性)さんが、YannyとLaurelについてTwitterに投稿したって言ってますが、前述の高校生の女の子とも、高校生の男の子とも違いますね。(どの説が本当なんだろ~。)

英子の面白発見!
ビデオの0:16くらいのところで、
 "It is the whole laurel or yanny debate and..."
とメインキャスターの女性が言っているのに、英語の字幕では、
 "It is the whole laurel or JOHNNY debate and..."
と、yannyがJohnnyになってます。
通常の辞書にはないyannyは、自動的に、存在する単語の中から音が似ていて意味や文法的にも合っていそうな単語に置き換えられてしまったんでしょうね。


その後の、実際に聞いてみる場面。

やはり、英子には、Yannyにしか聞こえません。
が、スタジオの二人はLaurelにしか聞こえないみたいです。
ステージマネージャーの人は、Lonnieに聞こえるって言ってますね。


専門家の話としては、言語学のPatricia Keating教授によるThe New York Times掲載?の説明を紹介しています。

"It depends on what part (what frequency range) of the signal you attend to."
Patricia Keating - Linguistics professor, The New York Times


やはり、どの周波数帯に耳をチューニングしているかで、聞こえ方が決まるってことみたいですね。


チューニングし易い(聞こえ易い)周波数の帯は、年齢によって変わることが、このビデオでも紹介されていますね。
年を取ると、高周波域が聞こえ難くなるみたいです。

よく、年を取ると、男性は、女性の声(高周波域)が聞こえ難くなってちょうどいいって言われますが、あれは本当のことなんですね。


メインキャスターの男性は、LaurelとYannyのディベートだけじゃなくて、現在の社会問題へと話を発展させていきます。

ここでも、ゴールドドレスとブルードレスの話がちらっと出てきてますね。

つまり、目にするもの、耳にするもの、その全てが、目にした人、耳にした人それぞれに、多少は違って見えたり、聞こえたりしているということ。
そうは言っても、自分と違う視点で捉えられた情報というのは、理解するのが難しいこと。

特に、他の人には当たり前の様に分かっていても、自分の能力では得ることが出来ない情報は、理解することが難しい例として、鷲(イーグル)を使って説明しています。

鷲は、人間の目では見ることが出来ない遠距離のものも見ることが出来る視力を持っている。
鷲には、何が見えているんだろうと思って同じ方向を見ても、自分自身の視力の限界を超えた先にあるものを見ることは出来ない。
鷲の視力を実際に体験したことがなければ、鷲が見ているものと全く同じものを見ることは出来ない。

これを、人対鷲じゃなくて、人と人とに当てはめると、、、
人それぞれが持つ視点は、人それぞれに違っていて、違うものを見たり、違う情報を得たりしているかも知れない。
けれど、他の人に見えているものや他の人が得ている情報が、自分に見えているものや自分が得た情報と違うからといって、必ずしもそれが間違っているとは限らない。
ただ単に、自分とは少し違う視点で同じものを見て、自分には見えない部分が見えているだけかも知れない。

人は、自分の視点で見えているものが正しいと思うだけじゃなくて、自分の視点は、大多数の人と同じ一般常識であると思い込み易い。
物事に対して、自分とは違うリアクションをする人がいると、どうしてそんなリアクションをするのか理解出来ないと思ってしまいがちだけれど、ただ単に、その人は、自分とは違う視点で物事を見ているからかも知れない。

これって、いろいろな状況に当てはまる気がします。

結びの言葉で、LaurelとYanny問題について考えることが、二つに分裂しようとしているとさえ言われているアメリカの問題を解決してくれるかもとありますが、本当に、そうかも知れないですね。


学校や職場、家族や友達や恋人の間でも、意見が分かれると、自分の視点が正しいことを証明する為に躍起になったりしますが、実は、それよりも、自分には見えていない相手の視点を理解しようとすることが大切なのかも知れませんね。

たとえ、その視点には賛成することが出来なくても、自分とは違った視点があるということを理解することが、大切なんだと英子は思います。




Neuroscientist Explains the Laurel vs. Yanny Phenomenon | WIRED (06:06)

WIRED on 16 May 2018

最後に、専門家による解説が一番詳しかった「WIRED」のビデオを。

ここでも、英子にはYannyにしか聞こえません。。。

WIREDのLouise Matsakisさんには、laurelって聞こえるみたいですね。
ボストン大学の神経科学者、Tyler Perrachione助教授は、英子と同じYanny派。

それぞれに違って聞こえる理由として、この音源には、通常より多くの高域周波情報が含まれているからとの説明があります。
Tyler助教授は、Louiseよりも、高周波を聞く力が強いから、Louiseにはlaurelに聞こえる音が、Tyler助教授にはYannyに聞こえるのだろうと解説しています。


以下、Louiseの質問にTyler助教授が答える形で進んでいきます。

Q. 一部の人には、ある日はlaurelに聞こえ、別の日にはYannyに聞こえる理由は?

Tyler助教授も、全く同じ音源を同じ端末で聞いていたのに、ずっとYannyと聞こえていた音が、一旦、laurelに聞こえると、Laurelにしか聞こえなくなってしまう体験をしたそうです。
これは、心理学でいうところのbistable illusionで、二つの内のどちらかに聞こえてしまう錯覚の一つなのだそうです。


Q. ソーシャルメディアで話題になっている音源は、誰かが故意に音を変えたのかどうかについては?

故意ではなくて、たぶん、録音した音を、また録音したとか、コンピューターで再生している音をスマホで録音したとか、そういった過程で、音声の判断に重要な低周波域の情報の一部が失われてしまったのではないかと。


Q. 人によって違って聞こえることについて、他に考えられる理由は、、、?

音声に含まれる周波は、音によって違っていて、低周波が多く含まれる音の例と、高周波が多く含まれる音の例をTyler助教授が紹介してくれています。

LaurelとYannyについては、Yannyの出だしの部分は、高周波だそうで、話題になっている音源の出だしのここに注目(注聴?)してしまうと、Yannyに聞こえ易くなってしまうのだとか。

年齢が上だとか、大きな音のロックコンサートに行ったとか、煩い環境にいるとか、あまり良くないヘッドホンを使っている、、、といった理由等から、高周波が聞こえ難い人は、この出だしの部分の高周波を認識しない為に、Laurelに聞こえ易くなるのだとか。


ヘッドホンについては、Tyler助教授自身が持っている二つのタイプのヘッドホンで、聞こえ方が違った例を紹介してくれています。
音楽を聴くための低周波を強調してくれるヘッドホンだと、Laurelに聞こえ、仕事用のヘッドホンだとYannyに聞こえるそうです。(英子がYanny派なのは、じっ、実は、ヘッドホンが影響してるのか、、、。いや、ニュージーランドのテレビ番組で紹介された時に、ヘッドホン無しで聞いた時も、Yannyだったしなぁ~。)


Q. 電話の場合は?

ここで、Tyler助教授からとっても興味深い情報が。
電話は、決められた周波域で音声を切り取っているのだそうです。
Tyler助教授によると、電話回線を通して伝達される音声は、600ヘルツから3600ヘルツの間で、それより上の高周波は、カットされてしまうのだとか。
電話越しに聞くと、ほぼ確実に、Laurelに聞こえるはずだとか。

って、英語圏で生活したり、英会話を勉強している人から、電話での英会話は苦手(英子もその一人~♪)ってよく聞きますが、、、相手の表情や身振り手振りが見えないからだとばっかり思ってました。
もしかすると、必要な周波がカットされてしまう為に、相手も自分も、聞き取り難いからかも知れませんね。

※切り取られた周波の部分は、音声周波として耳には届いていませんが、脳が、会話が成り立つ様にその足りない情報を補って、似ている音声周波の単語に置き換えたり、前後の意味から判断して、会話を成り立たせてくれているのだそうです。(後日、より詳しく調べてご報告しま~す!)


Q. Yanny派とLaurel派を入れ替えることは出来る?

Yannyと聞こえている人が、Laurelと聞こえる様になることは、比較的簡単なのだそうです。
音源の中の低周波の部分を強調し、高周波部分をカットしてしまえば、Laurelと聞こえるからだそうです。
耳に実際に聞こえている音(周波)、ヘッドホン、脳が予期している音等のコンビネーションで、どう聞こえるかが決まるそうです。


Q. 高い声、低い声と、ピッチを変えるとどうなる?

今回のYannyとLaurelの聞こえ方の違いには、直接ピッチは関係なくて、ピッチを変えたからどちらかに聞こえ易いということは無いけれど、周波の特徴などから、Laurelは低い声(より男性の声っぽい)、Yannyは高い声(より女性の声っぽい)という印象を受けるみたいです。


Q. 他に、音声が違って聞こえる面白い例はある?

視覚的錯覚は、だまし絵などの良く知られた例がたくさんありますが、実は、聴覚的錯覚も、例があるそうです。
WikipediaのAuditory illusionのページに、いくつかの例が紹介してあります。
Auditory illusion : Wikipedia

他にも、相手を見ながら聞いた時と、目を閉じて聞いた時と、相手は全く同じことを言っているのに、違って聞こえるという例があるそうです。

心(脳)がいろんなトリックを加えて、実際とは違う音に聞こえたり、違う意味に受け取ってしまったりすることは、たくさんあるんですね。
ということで、YannyとLaurelのどちらに聞こえたとしても、いろんな理由から、その人にとって、その時点では、その音に聞こえている、、、っていうことで、間違いではないってことですね。


↓今回の騒動は、Vocabulary.comのこのページから始まりました~。
laurel : Vocabulary.com Dictionary




さてさて、LaurelとYannyについて、解説しているビデオをあれこれとご紹介しながら、徹底研究してみましたが、いかがでしたか?

ずっと、無理にカタカナにせず、LaurelとYannyと書いてきました。

きっと、最初に、

「ローラル」と「ヤニー」のどちらに聞こえますか?

と書くと、私たち日本人には、カタカナのローラルとヤニーの音にしか聞こえなくなってしまうのでしょうね。

追記:日本語でこの話題を取り上げているメディアでは、ローレルというカタカナにしているケースの方が多いみたいですね。「ローラル」又は「ローレル」のカタカナをイメージしながら聞くと、聞こえ方に違いがあるかどうか、確かめてみると面白いかも。(2018年6月12日)


これが、LightもRightもライトに聞こえてしまう原因なのだと思います。

「L」「R」の違いは、日本語に慣れ親しんだ耳が予期している「ライト」という音の音声周波外にあって、必要の無い情報として、無意識のうちに切り取られてしまっているんでしょうね。

特別企画:LとRの発音徹底攻略~ 90分集中特訓で完全マスター♪
で集めた攻略法を使って、今後も特訓していくことは勿論ですが、英語が母国語では無い人にとって、聞こえない音、聞こえ難い音、違って聞こえてしまう音があることを、もっともっと英語圏の人たちに伝えていこうと思います。

そうすれば、もっともっと多くの日本人の人たちが、英語圏の人たちと、下手な英語を使って楽しく英会話が出来る様になるんじゃないかなぁと思う英子です。

知らなかった!ドライバーレスカー(自動運転車)で実現したい夢

交通事故のニュースを目にする度、このトークを思い出します。
ドライバーレスカー(自動運転車)の世の中なら、、、。

約4分間の短いトークなので、興味がある方、見てみて下さい。



アメリカのスタンフォード大学で教授や人工知能の研究をされているSebastian Thrunさんのお話ですが、ドイツ出身の方なので、若干、ドイツ訛りのある英語です。

ビデオで見るより、文字で読む派の方は、こちらのページで。英語や日本語を含む、43言語のテキスト版ページが準備してあります。

ビデオ内の字幕の言語を切り替える場合は、
字幕の切り替え

字幕アイコンをクリックすると表示される字幕言語オプションから、選んで下さい。


どんな感想を持たれましたか?


このお話を聞くまでは、

ドライバーを必要としない自動運転車が普及すれば、

例えば、目の不自由な方、耳の不自由な方、心や身体に運転に支障のある何らかの障害を持っていらっしゃる方々や、

目が見え難くなったり、耳が聞こえ難くなったり、身体の動きに制限が出て来たおじいちゃんやおばあちゃん世代でも、

自由に車が使えるようになって、便利になるなぁ~と思っていた英子です。


移動する間に本を読むことが出来たり、移動時間を有効活用出来たりするなぁ~とか。

駐車場が必要無くなるかもなぁ~とか。


そういう便利さの前に、もっと大切で大きな目標というか、目的があったんですね。

それから、人生でとても悲しい事や辛い事があった時に、その経験を、未来をより良くする為の動機として、実際に行動に移すという姿勢は、見習いたいなぁと思いました。


皆さんは、このお話から、何か感じられましたか?

英語でも日本語でも、どちらでも構いません。
皆さんの自由な感想も聞かせて下さ~い。(コメント欄にお願いしま~す。)

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英語の教材は自分に最適なものを自分で作る時代

以前、英語のニュース記事からクイズを出していた英子ですが、、、またまた路線変更。(笑)

「下手な英語もこうすりゃ使える」を通じて実現したいことも、徐々に形を変えつつあって、日々、いろ~んなアイデアを考えてます。

どんな外国語でもたった6カ月間で学べる方法とは?」でご紹介したビデオに出てくる外国語を学ぶ際の五つの基本原則の一つ目は、「自分に関係のある、自分に適した内容に集中すること」でした。

この時、ハッと気づいたというか、下手英の今後の道が見えてきたというか。。。


英語の教材って、内容が既に準備されたものばかりですよね。
英語のテスト問題も、既に準備されている質問の答えを探していくものばかり。


実際の生活での英語(言葉)は、自分自身が置かれた自分特有の環境の中で必要としている内容を知ることだったり、
自分自身の疑問や直面した問題に対する答えを探していくことだったり。


ということは、、、

みなさん自身が興味を持ったことについて、みなさん自身が知ろうとすることが大切なんじゃないかと。

つまり、英語のビデオやニュース記事、ありとあらゆる英語の情報に、インターネット上で簡単にアクセス出来る今、

「英語教材」は、

自分に最適なものを自分で作る時代なのではないかと。



そこで、英子からの提案です!

「英語を勉強しなきゃならない」
「英語が使えるようにならなきゃいけない」

と、

「英語が使えるようになること」

を目標にするのではなくて、


「自分が興味を持ったことについてもっと知りたい」
「〇〇さんが話している内容が分かるようになりたい」

と、

「自分自身が必要としている知識を増やすこと」

を目標にしてみませんか?



これからは、「英語の勉強になりそう」という視点ではなく、内容が面白そうな英語による情報を、英子が「問い」や「答え」を準備することなく、ご紹介していきたいと思っています。

興味が無い内容は、すっ飛ばしちゃって下さい。

その代わり、内容を知りたいと、興味をそそられた内容は、何としてでも自分で内容を理解する方法を、見つけ出してみて下さい。



「知りたい」という興味が、慣れるまでは、とてつもなく時間が掛かるかも知れない英語理解の「もどかしさ」を上回って

「英語で知識を増やす喜び」
「英語で知りたいことを知る喜び」

を感じていただけたらと思います。



英語に関する解説はあまり加えず、英語で発信されているいろんな情報を、どんどんアップしていきますね。

みなさん自身が知りたいと思った内容は、みなさんそれぞれに合ったやり方で、辞書翻訳ツールを使ったり、関連情報を検索したり、人に助けを求めたりしながら、読み解いていって下さい。


英語をツールとして、
自分で興味を持ったことを知ることに、
是非ぜひチャレンジしてみて下さ~い。

テーマ:英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育

どんな外国語でもたった6カ月間で学べる方法とは?

五つの基本原則と、七段階の実践方法で、ど~んな外国語でも学ぶことが出来る!と言い切っているChris Lonsdaleさんのお話。
興味のある方、是非ぜひ聞いてみて下さ~い。(ビデオの長さ20分弱:18:26)



実際に、たった6ヵ月間で、どんな外国語(英語を含む)もマスター出来てしまうかどうかは別として、なかなか参考になるポイントがたくさんありました。

2013年にTEDxLingnanUniversityで公開されたお話です。


~YouTubeやTed Talkのビデオになれてない方へ、英子からの余計なおせっかい使い方のヒント~

英語の聞き取りに慣れていない場合は、英語の字幕を表示したり、意味が理解できているかどうか不安な場合は、日本語の字幕を表示したりして見ると、いいかもしれませんよ。
後、スピード調整が出来る場合は、慣れない内は、スロースピードで聞いてみるといいかも知れません。

1)字幕を表示する
英語や日本語の字幕が用意されているビデオがあります。
上記ビデオの場合、18種の言語の字幕が用意されていました。

まず、設定のアイコンをクリックします。(ビデオの再生を始めた後、ビデオ映像の上にマウスを持っていくと、設定アイコンが表示されます。)
そうすると、変更出来る設定のオプションが表示されます。
ビデオ設定


字幕のところをクリックすると、字幕のオプションが表示されます。
字幕オプション


下へとスクロールして、英語、又は日本語を選択します。
日英



※注…機械による自動字幕機能を使った字幕の場合は、時々、ネイティブの人の英語でも、間違った音声認識で、誤字幕が表示されたり、認識不能という表示が含まれたりする場合があります。


2)速度を調整する
字幕の場合と同じで、まずは設定のアイコンをクリックし、その後、オプションの中の速度をクリックします。
そうすると、下記の様な速度の選択オプションが表示されます。
数字が大きいほど速度が速くなり、少ないほど遅くなります。
速度



以上、参考にしていただけたら嬉しいです。


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下手名英子(へたなえいこ)

筆者:下手名英子(へたなえいこ)
メールマガジンを始めた時に書いた英語とのお付き合い歴はこちら
写真は、二十数年前、語学学校の卒業式でスピーチ中の英子。

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